トラブル回避に必須!退職時のマナーとは?
退職を決めたらやるべきこと
退職の意思を固めたのであれば、まずは就業規則をよく確認しましょう。就業規則には、退職の意向を伝える期限や有給休暇の消化、退職金についてなど退職時のルールが細かく書かれているはずです。書かれている内容を確認しながら退職までのスケジュールを組み立て、それから直属の上司に退職の意思を伝えるようにしましょう。中には上司と反りが合わないという人もいるかと思いますが、だからといって、その上司を飛ばしてさらにその上の上司に直接相談してはいけません。円満に退職するためにも組織の序列はきちんと守りましょう。
介護業界は常に人手不足に悩まされており、その上、新しく入ってきた人が一人でシフトをこなせるようになるまでにはそれなりの時間が必要となります。ですので、就業規則に書かれている日程よりも早めに退職の意思を伝えておくとあまり周囲に迷惑をかけずにすみます。自分の入職時の状況を思い出しながら、現在の転職状況と照らし合わせながら相談するといいでしょう。
引継ぎについて
介護職には食事や排泄、入浴のお世話や身の回りの支援といったいわゆるルーティンワークと、レクの企画や配車表作り、委員会の仕事に装飾とルーティンワーク以外の仕事がありますが、ルーティンワーク以外の仕事は施設や人によって仕様が違っていたりするため、後の人にきちんと引き継いでもらえるように準備しておきましょう。使っている書類などはデータ化して整理したりパソコンに入っている自分のファイルは処分したりと後の人が使いやすいようにしておきます。自分の抱えていた仕事がやりっ放しのままだったりやり残しがあったりしないように注意しましょう。
私物の整理
働いていれば職場にもそれなりに私物が置かれているはずです。退職日に私物がまとめて捨てられていたら周囲にも迷惑がかかってしまいますし、良い印象を残すこともできません。立つ鳥跡を濁さず、退職日当日に慌てないよう少しずつ整理しておくようにしましょう。
転職先は言及しない
退職前に転職先が決まっていたとしても、そのことについてはあまり言及しないようにしましょう。もし何か聞かれたとしても「同じ介護職です」程度に留めておくのが無難です。なぜなら具体的な転職先を話してしまうと、あまり触れられたくない給料や待遇についてあれこれと具体的に聞かれることになってしまい返答に困ってしまうかもしれないからです。
最後まで責任を持つ
退職が決まったからと言って仕事に身が入らなくなってしまったり休みがちになったりしないよう気をつけましょう。周囲の人に迷惑をかけないよう、今まで以上に健康管理に気を配りミスがないように集中して仕事に取組みましょう。
長く働ける施設を探している人におすすめ!
自信を持って挑むための面接対策をしておこう
介護職の転職活動において一つの山となるのが、面接です。面接時は、相手へ好印象を与えるための服装で挑む必要があります。TPOをわきまえた常識ある服装を心がけ、シワや汚れがないように気をつけましょう。また、面接時には表情や話し方もしっかり見られています。明るくハキハキと受け答えをするよう心がけましょう。質問への回答は具体的なエピソードを織り交ぜ、特に逆質問では自己アピールに繋がる回答をするとなお良いです。
ホワイトな介護施設を見分ける方法とは
いざ転職しようと決心した際に、ある程度ホワイト施設かどうか見定めておくと、入職後のギャップを回避できます。ただ、一般的に言われているホワイト施設の定義を全て満たす職場はなかなかありません。そのため、「求人の頻度」や「職場環境」にポイントを絞って着目し、見極めることが大切です。なおかつ、自分が絶対に譲れない条件をもとに、自分にとってのホワイト施設を探し出すといいでしょう。どうしても見極められない場合は、転職エージェントのカウンセリングを利用するというのも1つの手です。