福祉業界での転職成功ポイント！「面接対策は万全に」

好印象を与える服装や身だしなみ

どの業界でも同じですが、面接においてやはり第一印象はとても大事です。良くも悪くも、人は最初に見た印象が脳裏に刻まれ、ある程度の人となりを判断することになります。そのため、面接官に最初の印象で好感を持ってもらえるよう、服装や身だしなみには細心の注意を払いましょう。面接当日の服装として好ましいのは、スーツです。スーツを着用した場合、よほどのことがない限りは失敗することはありません。もしスーツがなければ、ワイシャツやブラウスの上にジャケットを羽織り、チノパンにローファーやパンプスを合わせるなど、オフィスカジュアルな服装が望ましいです。面接時にふさわしくないのが、Tシャツや短パン、サンダルといったTPOをわきまえないラフな服装。当たり前ですが、社会人として節度を守り服装を選択しましょう。また、意外と忘れがちなのが、身だしなみです。服のシワや汚れがないか、また爪の長さや髪の乱れはないかを鏡を見て確認し、全体的に清潔感のある装いを心がけると面接官に好印象を与えます。

表情や話し方も見られている

面接時には、応募者の身なりや対応、質問への回答内容だけでなく、表情や話し方も見られています。というのも、介護職は現場で多くの高齢者やスタッフと話す機会があるからです。話すときにはどのような表情をするのかや、相手への意思の伝え方などがチェックされ、これらも合否を決定する判断材料になります。面接時は緊張しますが、程よい緊張感を持ちつつできるだけ笑顔で対応し、明るくハキハキとした口調で話すことを心がけましょう。そして、社会人としてふさわしい言葉を選択することも大事です。緊張のあまり、普段の話し言葉しか浮かばないこともあるため、普段から丁寧な言葉遣いを心がけると良いかもしれません。また、話す際には結論から話すように注意することで、要点を確実に伝えられ、整理して話せる人だと判断されやすいです。そうは言っても緊張しがちだという人は、何度もシミュレーションを繰り返し、人と話す訓練をしておくことをおすすめします。

聞かれやすい質問と答え方

介護職の面接で聞かれやすい質問の1つに、「志望動機」が挙げられます。なぜその職場を選んだのかを具体的に知るためです。そのため、その職場が掲げる理念やビジョンをしっかり頭に入れておき、理解した上で面接に臨むようにしましょう。また、「前職を辞める理由」についてもよく聞かれます。このとき、たとえ人間関係がこじれていたり、給料が低かったりして前職への不満があったとしても、そのまま正直に伝えてはいけません。悪口や批判はあなたにとってマイナスイメージとなるため、後ろ向きな発言は避けましょう。面接では「目標やキャリアプラン」を聞かれることも多く、もし具体的な夢があるのであれば、キャリアアップのための転職である旨を伝え、上昇志向があることをアピールするのが得策です。「高齢者とのエピソード」もよく聞かれる質問の1つで、なるべく具体的なエピソードを準備しておき、自分の人生にどう影響を与えた出来事なのかもわかりやすく説明するようにします。面接の最後には、何か聞きたいことはないか「逆質問」をされることがほとんどです。回答の自由度が高い分、難しくはありますが、実は逆質問は自分をアピールするチャンスでもあります。たとえば、研修や資格取得支援があるかどうかや、その内容と回数について質問をすることで、仕事に対する向上心があると捉えられるでしょう。実施されるレクリエーションや行事についての質問をする場合は、自分がこれまで行った行事と任された仕事、やり遂げて得たことなどを併せてアピールすることができるため、上手く逆質問を自分のアピールに使う回答を準備しておくことが大切です。